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2008年07月28日

フジヤ子鹿時計店

QTVRMAP
フジヤ子鹿時計店↑[QTVR 1.9MB]

前回ご紹介した、石橋昭市さんのお店から南へ約100m、時計を中心とした古道具の販売や、時計修理の店「フジヤ子鹿時計店」がある。店主の山崎薫さんは、石橋さんのお弟子さんでもある。

Flash Panorama
店内風景&柱時計の音↑[Flash Panorama 2.2MB]

フジヤ子鹿時計店お店は、40年程前「フジヤ時計店」として始まり、後に古道具の「子鹿屋」へ、そして、山崎さんが一級時計修理技能士の免許を取得してから「フジヤ子鹿時計店」へと。

店内の壁には多くの柱時計が掛かっている。今ではあまり耳にしなくなった、このチックタックというゼンマイ式時計の音や古道具に囲まれていると、なんだか異空間に引き込まれていくような雰囲気がある。

掛け軸店先のショウウインドウには、「時計なんてホットケイ。それでは時計がかわいそう...」と言う掛け軸が目を引く。山崎さん曰く「なにを隠そう、おやじギャグ派なんです」っと。山崎さんの語り口もまた、まったりとしていて、この空間にピッタリの人物である。

「この時計、学校のチャイムのような音がするんですよ」と、めずらしい柱時計の音を聴かせてもらった。ドイツ ユンハンス(Junghans)社製の柱時計の音、まさしく、その通り。聴いていると、遥か昔の校庭の風景が甦った、、、

現在、まだ未調整とのことだが、その音を収録させてもらった。「店内風景&柱時計の音」のパノラマ内で、あなたも、少年時代の校庭へどーぞ。

それにしても、
このユンハンスのスバラシイ響き、どんな構造になっているんでしょ?調べてみると、YouTubeに映像が。中で小人では無く、カマキリ?が叩いてるんですネ。

古時計と言えば、
いつも拝見しているブログ「神田明神界隈」の天野屋さんが、古時計(機械式)の販売及び修理のサイト「oldclock.com」をやっているのを発見してビックリ。当然ですが、ほとんど初めて見るものばかり。やー、機械式時計の世界はホント深い、、、

フジヤ子鹿時計店
[住所]札幌市中央区北1条西23丁目1-31
[電話]011-621-9366
[時間]10:00〜19:00(木曜休み)

【関連情報】
フジヤ子鹿時計店
Wikipedia:ユンハンス

【サイト内関連情報】
panoramas:公認高級時計師・石橋昭市

2008年07月22日

公認高級時計師・石橋昭市

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石橋昭市さん↑[QTVR 2.5MB]

札幌大通公園の西に位置する円山。麓にある北海道神宮からは表参道や裏参道と呼ばれる通りが続いている。その名前から、ちょっと原宿をイメージさせるが、ここ円山界隈にも、オシャレなお店が点在している。

QTVR
まるやま市場内風景↑[QTVR 2.4MB]

まるやま市場そんな円山にある、かなりレトロな「まるやま市場」。明治時代から続く、札幌でもっとも古い市場の一つらしい。この一階にある「石橋時計店」の石橋昭市さん、以前、テレビで拝見し、寡黙な職人さんと言う感じがとても印象的だった。テレビ、雑誌等に紹介されてから、修理以来が殺到し、とってもお忙しい中、取材のお願いをすると、暫しスケジール表を眺め、「今週の金曜日の開店前の9:30頃でしたらいいですよ」とのこと、そして、その金曜日、お話を伺って来た。

作業中の石橋昭市さん昭和2年、釧路生まれの石橋昭市さん、昭和21年に時計職人として札幌へ。昭和30年に独立し、ここ、まるやま市場にお店を出されて今年で53年目。昭和35年には、公認高級時計師(Certified Master Watchmaker)を取得されている。ネットで調べてみると、この公認高級時計師、昭和29年(1954年)より米国時計学会日本支部で実施された機械式時計最高峰の資格とのこと。1970年代に入り、クオーツ時計が市場を席巻したことなどの影響も有り、昭和56年(1981年)には、その試験も自然消滅。全国で800名程いたCMWも、現在、現役で活躍されている方々は、わずか30〜40人らしい。

「Certified Master Watchmaker」認定証書石橋さんに、その公認高級時計師(Certified Master Watchmaker)の試験について伺った。米国時計学会が行うこの試験を受けるためには、受験料を米ドルで支払う必要があったこと。当時(昭和35年)は、まだ1ドル360円の時代。国内での米ドルの流通も規制されていた関係で、ドルを調達するのが大変だったとか。この年、北海道からの受験者は全部で6名。みんなで集まり、勉強会を開き、大阪で開かれた試験に乗り込んだそうだ。壊れた時計を渡され修理する実技試験や、英語で出題される学科試験など、試験は5日間缶詰状態?で行われた。結果、勉強会の成果も有り、北海道からの受験者全員、この難関を突破されたとのこと。

石橋さん、職人らしく、冷静で的確なかたり口ではあるが、この試験については、ちょっぴり嬉しそうに話してくれた。その6人も、現在現役(道内)で活躍されているのは、石橋さんを含め2人のみ。CMWの試験が無くなってから既に四半世紀を超え、全国のCMWの方々が徐々にリタイアされて減っていくのも当然か、、、ちょっと寂しい。

自分自身、最も身近で愛着のある道具は、間違い無く腕時計である。残念ながらクオーツであるが、、、でも、何か、体と一体化した感覚があり、付けていないと不自然だ。とくに私の時計は、重量級なのでなおさら、着けていないと左手がふわふあしちゃう。そんな道具たちと、長ーくつき合えるためにも、石橋さんのような職人さんたちが元気な街であってほしい、ゼヒ。

最後に、
「そう言えば、石橋さん、CMWの称号を持つ人は、世界中どこでも職に困らないそうですね?」と伺うと、「そうね、私が30歳ぐらいだったら、スイスの時計博物館の職人にチャレンジしてみたいなぁ」っとニッコリ微笑んでくれた。

ところで、
公認高級時計師をネットで調べていると、こんなサイトを発見した。CMW 佐藤昌三さんのお店「さとう時計店」とそのブログ。特にブログでは、貴重な時計の分解写真が見られる。

石橋時計店
[住所]札幌市中央区大通西24丁目2-1 まるやま市場内1F
[電話]011-611-6522
[営業時間]10:00〜19:00(日曜休み)

【関連情報】
石橋時計店
さとう時計店ブログ
Wikipedia:腕時計
Allabout:機械式時計復活は1990年代に始まった

2008年07月13日

旧藪商事ビル 理容「男爵」

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理容 男爵↑[QTVR 2.5MB]

札幌で最初に建てられた鉄筋コンクリート造のオフィスビル 旧藪商事ビル(現 三誠ビル)の一階にある、理容「男爵」です。このビル、建てられたのが1924年(大正13年)と言いますから、今年で84歳と、かなりの年代物。

理容 男爵話はそれますが
以前より古い理髪店が、どーも気になっておりました。理髪店を見かけると思わず覗き込んでしまう始末、かなり怪しい、、、

この「男爵」は、最も気になっていたお店の一つ。この日は、外からさんざん眺めた後、思い切って突入することに。いきなり写真を撮らせてもらうのも、なんなので、、、まずは、散髪して頂くことに。


旧藪商事ビル(現 三誠ビル)かなりの年期入り
思われるが、座り心地バツグンの椅子で髪を切ってもらいながら話を伺った。

男爵のオーナー鎌田奉行(かまたともゆき)さん、21歳でこの場所に店を構え今年で36年目とのこと。当時このビルには、弁護士事務所が多く、弁護士ビルと呼ばれていたそうだ。そして、その弁護士さんの中には、開店当時より、ずーっと、一日置きに来店されるお客様がいらっしゃることとか、95歳のお客様には、自宅まで出張されていることとか、バイタリス vs MG5の話とか...。その、やわらかーな語り口、そして繊細な職人技、うかつにも後半はトロトロ状態。


入り口の銅像(三宅助弥氏)いつも、10分、カット○○円なんてお店で済ませている自分が、ちょっぴり恥ずかしく感じてしまった。36年目の年期の入ったシートにもたれウトウトしていると、最近よく耳にする「OMOTENASHI」の言葉が頭に浮かぶ。久々に良質なサービスを受け、頭だけで無く、ちょっとくたびれぎみのオツムの中?までリフレッシュ。

ちなみに、この旧藪商事ビル、さっぽろ・ふるさと文化百選に選定されている。ビルの入り口では、このビル縁の方?(三宅助弥氏)直々のお出迎え(写真左)あり。左下は階段の写真。ちょっと幅狭だが重厚感あり。


旧藪商事ビルの階段撮影を終え、お店を後にする時、今度、出来上がった写真をお持ちする事を約束する。自宅からはちょっと距離が有るが、暫く通ってみようかなぁ、っと感じさせてくれるお店でございました。

p.s.
バイタリス、MG5、ちょっと懐かしい響き。それが、まだ現役なんですネ、知らなかった、、、驚きデス。そーいえば、子どもの頃「おまえアゴになんかついてるぞー」...「う〜ん...」なんて流行ったなぁ、ふるっ。

理容「男爵」
[住所]札幌市中央区南一条西十三丁目 三誠ビル1F
[電話]011-231-1753
[営業時間]9:00〜18:30(日曜、祝日休み)

【関連情報】
Wikipedia:さっぽろ・ふるさと文化百選
Wikipedia:チャールズ・ブロンソン

2008年07月05日

さっぽろテレビ塔 展望台

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さっぽろテレビ塔 展望台↑[QTVR 2.8MB]

札幌に移り約二年、大通公園には何度も足を運びましたが、テレビ塔の展望台までとなると、これが、なかなか足が向きません、何故か???

まぁ、地元だからいつでも登れるでしょ、おまけに、料金(700円)が、ちょっぴり、、、とか、テレビ塔周辺は観光客も多く、展望台に登るのは、いかにも観光客っぽくて、なんだか気恥ずかしい感じ、という理由でしょうか。ただ、テレビ塔から見る大通公園の風景には興味があり、前より気にはなっておりました。

そんなこともあり、勇気!?を持って初登頂。当日は、札幌駅のJRタワー(こちらも初めて)に登った後、その勢いでテレビ塔へ。一日で札幌の二大!?タワーを制覇デス。ちなみに、JRタワーは高さ173mで、高さでは、さっぽろテレビ塔(147m)を見下ろす感じ。

一階のカウンターで入場券を買い三階へ。三階でエレベーターを乗換え一気に展望台まで。余談ですが、エレベーターガールのおねえさんの解説、計算し尽くされた?それとも、経験が成せる技?エレベーターのスピードに同期した声の抑揚、お見事デス。

エレベーターから降りた第一印象は、かなり狭い。JRタワーが広々していたので、余計にそう感じてしまいます。その狭ーい空間に、お土産やさんの溢れんばかりの商品やら、自販機やら、、、かなり雑然としている状態デス。逆に言うと、その雑然さや年季(1957年完成)で、レトロな雰囲気を演出しているようにも(ちょっと、考え過ぎか?)。

さて、その眺めは如何でしょう?
西側にまっすぐ伸びる大通公園、その先にある、札幌オリンピックのジャンプ台、大倉山ジャンプ競技場まで、すーっと見渡せるのが、とても爽快デス。眺めでは、その立地条件からJRタワーを押さえ込み、ういにんぐー、でございました。

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