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ツール・ド・北海道2009

ツール・ド・北海道2009

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Open Panorama2009年9月13日(日)、ツール・ド・北海道2009の最終ステージ(第6ステージ)、モエレ沼公園でのクリテリウム競技の模様である。今年のレースは、道北・道央地域を中心としたコースで、9月9日(水)に旭川市をスタートし、前日の9月12日(土)には岩見沢市にゴール(第5ステージ)している。

会場に着いたのは、スタートの1時間程前の午前8時頃。前日の天気予報では札幌市は午前中雨。北海道の今年の夏を象徴するかのように、どんよりと、いまにも雨が降りそうなレース前の状況であった。

モエレ沼公園 レース・スタート直後

モエレ沼公園 レース・スタート直後

まずは、いつもお世話になっているツール・ド・北海道協会広報部の加賀さんにご挨拶。前日までのレースの状況はメディア等で、前年度個人総合優勝の宮澤崇史選手がトップであることは知っていたが、詳しい状況を伺った。「20秒程のタイム差があるので、よっぽどのことが無ければ間違いないでしょう」とのお話を聞き、ちょっとホットする。と言うのも、昨年の宮澤選手の走り、また、レース後のインタビューで見せたその屈託のない笑顔が、とても魅力的に感じていて、個人的には連覇を期待していたのである。

↓ スタート前後の様子

今年に入ってから宮澤選手の状況は、彼のブログたかし・遥かなるシャンゼリゼを目指してにてチェックしていたのだが、イタリアのチームに移籍後、所属チームの運営トラブル?で、なかなかレースに出られない状況が続いていた。そんな中、7月にEQA梅丹本舗グラファイトデザインに復帰。そんな訳で、余計に期待は膨らんでいたのである。

モエレ沼公園 野外ステージ、モエレ山付近

モエレ沼公園 野外ステージ、モエレ山付近

午前9時、スターターピストルにてレース開始。コースは昨年と同じため、見所になりそうな場所は目星がついているので、早速移動開始。時折、ぽつりぽつりと雨粒が落ちるが、天気は、なんとか持ちそうな状況だ。

レースが始まると、集団は徐々にバラけてくる。ゴール付近では実況中継が聞こえ、状況が把握出来るのだが、広い周回コースの中では、その音も届かず、順位、タイム差はほとんどわからない。そのスピード故、なかなか選手の表情を伺い知ることは出来ないが、終盤ともなると、その全身から発散する必死さ?で緊張感が伝わってくる。もちろん、グリーンジャージからも。そしてゴール。結果、5秒差での宮澤崇史選手の勝利であった。どおりで、その必死さが伝わってきた訳だ。

今年は、ツール・ド・フランスでの別府史之、新城幸也両選手の活躍で、国内でも自転車ロードレースが注目された年だと思う。毎年感じることだが、そのカラカラと言う音と共に吹き抜ける風の爽やかさ、そして、その風とは対照的な熱いレース展開。自転車ロードレースの魅力は、メカニカルな感じと人間くささのバランスの絶妙さにあるようにも感じる。

宮澤さん、このペースで今年前半の運気を吹っ飛ばし、来年の北海道は、パリ経由ということで、ぜひ、、、

レース結果は、
個人総合時間賞:宮澤崇史(EQA・梅丹本舗GDR)
個人総合ポイント賞:宮澤崇史(EQA・梅丹本舗GDR)
個人総合山岳賞:清水都貴(EQA・梅丹本舗GDR)
U23個人総合賞:内間康平(鹿屋体育大学)
団体総合時間賞:シマノレーシング
である。

【関連情報】
ツールド北海道 TOUR DE HOKKAID
宮澤崇史オフィシャルサイト
Cyclisme Japon:EQA – 梅丹本舗 – グラファイトデザイン

【サイト内関連情報】
panoramas:ツール・ド・北海道2008
panoramas:2007 ツール・ド・北海道国際大会
panoramas:2006 ツール・ド・北海道国際大会
モエレ沼公園インデックス

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