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ルピナスさん

lupine
ご近所の裏庭に咲いているルピナスです。
ルピナスの花を知ったのはバーバラ・クーニーの絵本「ルピナスさん」〜小さなおばあさんのお話〜です。長崎のブッククラブから毎月届けられた絵本・大きいさくらんぼコースの1冊でした。子どもに読んでいたのですが、ロウソクに火を灯したときのような暖かさで心に広がりました。私はなんたっておじいちゃんおばあちゃんっ子でしたし、いつかおばあさんになるのですから・・・

おじいさんと孫、海辺のまち、港、職人の仕事場、図書館に植物園、旅に散歩、おばあさんと子どもたち、お話にお茶やクッキー、おじいさんが使っていたテーブルや籐の椅子、青色・・・そうそう白いイスに掛けてあったベッドカバーも。好きなものが絵本の中につまっています。

それはこんなお話です。

アリスは小さい頃、海を見下ろす丘の上にある小さな家に住んでいました。
夜になるとおじいさんから遠い国々のおはなしをしてもらいました。
アリスは大きくなったら遠い国へ行って、おばあさんになったら、海のそばの町に住むことにするといいました。
そんなアリスにおじいさんは、世の中を美しくするために何かしてもらいたいものだと言います。
大きくなったアリスはミス・ランフィアスとして図書館で働いた後に世界の国々を旅するようになります。
旅の途中で背中を痛めたランフィアスは海辺の家に移り住みました。
具合がよくなると、おじいさんと約束した世の中を美しくするために、ルピナスの種をポケットに入れて、村のあちこちに播いて歩きました。
おかしなおばあさんだという人もいましたが、村中にルピナスの花が咲きました。
おばあさんはルピナスさんと呼ばれるようになっていました。
ルピナスさんは訪れるこどもたちに遠い国々の話をします。
そして、子どもの頃おじいさんに言われた「世の中を、もっと美しくするためになにかしなくては」と姪のアリスに言うのでした。
丘に咲くルピナスが美しい絵本です。

作:バーバラ・クーニー、訳:かけがわやすこ
(ほるぷ出版 1987年)

おまけ
ルピナスの花をパノラマ写真で。
北海道沼田町「萌の丘」もルピナスの花の咲く美しい丘です。
ご近所の裏庭に咲いているルピナス(QTVR 1.9MB)

追記(2006.07.09)
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私の「ルピナスさん」を読んでくださったみなさまに、
是非読んでいただきたい「ルピナスさん」の書評があります。
力不足でかけなかったこの本への思い。 見事に書いてくださっているのです。

ホームページ「灰島かりの場所」
http://www004.upp.so-net.ne.jp/karisplace/
の中の「絵本は人生を描けるか」
http://www004.upp.so-net.ne.jp/karisplace/essays/ehon3.html

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Comments

こんにちは はじめまして。
色鮮やかなルピナスの花々、美しいですね~。
それに大きな空と雲、緑!
見ているだけで爽やかな風を感じます。

今回幾人かの方のお写真で、ルピナスの姿を拝見させて頂きましたが、皆少しずつ趣の異なる様子がとても興味深いと思いました。
伸び伸びと健やかなルピナスの魅力を知ることが出来た今年の夏です。ありがとうございます!

私もTBさせて頂きました。

>まつかぜさん
コメントとトラックバックありがとうございます。
さっそくルピナス見て下さったのですね。
うれしいです。
時を越えて読んだ人の心に、ルピナスの花を咲かせることができるこの一冊の絵本の持つ静かなる力。すごいですね。

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