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及川恒平さん in テンポラリースペース

春の日差し
2009年3月31日 陽だまりのエアプランツ

日陰に残る雪があるものの、もうほとんど雪が解けた札幌。2009年3月29日、及川恒平さん「はざまの街にて」のライブがテンポラリースペースでありました。六文銭のライブで聴いて以来、もしや...○十年ぶりかも知れません。

ガラス越しに差し込む春の日差し。陽だまりの中で目をつむって聴いていると、今ここにいる私が、あの時やその時、あの場所やその場所へ行っていたような気すらしました。長い髪を真ん中分けした及川恒平さんもいっしょに歌っているようです。まるで、父と息子のように...知っている曲は「雨が空から降れば」だけでしたが、どの歌も及川恒平さんを通して歌われると一つのうねり、一つの流れ、一つの渦となり、聴くものはその中で静かに漂い、ただ酔います。

音楽は形がないもの見えないものなので、色んな場所で歌い流れて行くうちに、ともすると自分が何をしたいのか何をしているのかわからなくなることがある。札幌に来てここテンポラリースペースで歌うということは、自分にとって定点観測のようなもの。ということを話されていました。ここが歌い手、及川恒平さんにとって定点観測の場所ということは、そこに立ち会う私たちにとっても、それぞれの心のありかを感じとる静かな時空になるのではと、ふと思いました。

コンサートが終わっての帰り道、ゆっくりゆっくり歩く道のり。「はざまの街」から戻って、私は確かにこの街で暮らしているんだという実感が湧いてきました。

始まる前にごちそうになったコーヒーのおいしかったこと。どちらのコーヒーだったのでしょう。機会があったら伺ってみましょう。

【関連情報】
及川恒平さんのHp
歌声はこちらで、試聴することができます。
テンポラリー通信

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