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高臣大介 冬のガラス展「gla_gla CANDLE show」

高臣大介 冬のガラス展「gla_gla CANDLE show」

art & culture, PANORAMA, people

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Open Panorama洞爺湖畔でガラス工房&カフェ「glass cafe gla_gla」を主宰する高臣大介さんの個展の様子である。会場は、北大の西側、通称「斜め通り」と呼ばれる通りにあるテンポラリースペース。ギャラリーに入ると、丁度、キャンドルに火をつけている高臣さんがいたので、作品を拝見させて頂いた後、話を伺った。

高臣さん、関東から洞爺湖に拠点を移されたのが2002年。洞爺湖に移られた理由を伺うと「景色がきれいだとか、いろいろ後付けの理由はありますが、単純に家賃が安いということで…」。高臣さん、容姿は柔らかな印象だが、その言葉は、飾り気が無く、ストレートで気持ちがイイ。

作品は、とても透明感のあるガラスで、エッジは割られていて尖っている。そして、そのとんがった器の中に、キャンドルが灯っている。まるで、見た目はとんがっているけど、ココロは…なハードロッカー?を勝手に想像してしまった。温かな室内から、窓の外を見ると、真冬の北海道の透明で肌を刺すような空気がある。彼の作品と冬の北海道、なんだかとても共通しているようにも感じた。

今度、彼の洞爺湖の工房にお邪魔することを約束して、ギャラリーを後にした。帰り道は、やはり「斜め通り」である。札幌の中心地は、京都がそうであるように、街の区画が碁盤の目のようになっている。が、しかし、都市計画も杓子定規にスパッと?いかないのだろう、札幌には、このような斜めの通りが点在している。

この「斜め通り」を知ってから、なぜか好んで通るようになった。効率重視も大切だが、ちょっぴりいい加減な?部分があってもいいと思う、街には…。そんなことを帰り道に考えた。そう言えば、「斜め通り」にあるテンポラリースペース、そして、そのテンポラリースペースで個展をしている高臣大介さん。碁盤の目の中の「斜め通り」に通じる匂いを感じるなぁ、、、

p.s.
高臣大介さんのイベントスケジュールである。

大丸京都:3月18日〜3月24日
大丸札幌:5月27日〜6月2日
JR名古屋高島屋:6月18日〜6月24日

詳細は、下記のブログ等でご確認を、
お近くの方はゼヒ。

【関連情報】
glass cafe gla_gla
高臣大介さんのブログ:glass cafe gla_glaのグダグダな日々。
テンポラリースペース:テンポラリー通信
CiNii:日本建築学会大会学術講演梗概集
札幌市における斜め通りの歴史的景観的考察

  1. shikano

    尖った感じ、倒してしまいそうな緊張感、倒れてしまいそうな頼りなさ、炎の暖かさや揺らめき感・・・見入ってしまいました。

  2. keiji

    shikanoさん、どーもです。
    >見入ってしまいました。
    有り難うございます。間近で見ると、なんか、こー、エネルギーもらったような、そんな感じデス。今度、パノラマからエネルギー送る修行しますネ、、、

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