

水の教会・礼拝堂↑[QTVR 3.3MB]
北海道のほぼ中央、占冠(しむかっぷ)村にあるアルファリゾート・トマム。このリゾート内にある安藤忠雄氏設計の「水の教会」です。この教会を初めて知ったのは、今から約二十年前、丁度バブル全盛の頃でしょうか、雑誌の特集記事によってでした。十字架が建物から離れ、森の中の水面に浮かんでいる光景は、私にとって、とてもショッキングで今でも鮮明に憶えています。
10月初旬の紅葉の時期、その憧れの地へと行ってきました。教会につくと、礼拝堂では結婚式を控えたカップルが打ち合わせ中。その間、教会の外回りを見学させていただくことに。
開け放たれた礼拝堂内では挙式のリハーサルでしょうか、カップルのあちらこちらと動く姿が見え、とても微笑ましい。安藤忠雄氏設計と言うこともあり、きっと、この教会に憧れて式を挙げるカップルも多いことでしょう。教会のブライダルユニット ディレクター 岡部さんにお話を伺うと、道外からのお客様が多いとのこと。
カップルの打ち合わが終わると、岡部さんが礼拝堂を案内してくれました。正面の大きなガラス戸は可動式で、挙式は、自然との対話、一体感を大切にするために開けた状態で行うとのこと。以前、安藤氏が「水の教会」や「光の教会」に関して「多少寒くても、、、」と書かれていた記事を思い出しました。
私も、暫し、全開状態で自然との対話を楽しんでみることに(写真上は、閉じた状態)。さすがに、この時期のトマム、寒さが結構身にしみます。しかし、その寒さに慣れてしまえば、水の流れ、小鳥のさえずり、木立の揺れ、雲の流れ等が、とても心地よく感じられます。
この地の先住民であるアイヌの思想では、自然界にあるすべてのものに、カムイ(神)が宿っているとのこと。そして、アイヌ語でトマムとは、湿地を意味するらしい。森の中の水面に浮かぶ十字架。自然と一体化したその光景は、このトマムの地を象徴しているようにも感じられました。

水の教会・ロビー↑[QTVR 2.1MB]

水の教会・控室↑[QTVR 1.5MB]

水の教会・入り口付近(教会の屋根)↑[QTVR 2.1MB]

水の教会・池↑[QTVR 3.8MB]
当日は、時々、小雨の降るあいにくの曇り空。十字架の先に太陽が沈む光景を見てみたいと夕方までねばってみたものの、分厚い雲にはばまれ断念。しかし、帰り際のほんの一瞬、何層もの雲の切れ間から、ひょっこり青空が顔を出してくれました。
ところで、
「水の教会」について調べてみると、その設計に影響を与えたらしい教会がフィンランドのヘルシンキに有ることが分かりました。ヘルシンキ工科大学の敷地内にあるオタニエミ礼拝堂です。なるほど、写真を見ると正面のガラス張りの壁の先には十字架が有ります。実物を見た訳ではないので、漠然とした感想ですが、見比べて初めて、水の教会が、何か石庭にも通じる日本的な要素を持っているような、そんな思いがしました。
ちょっと脇道にそれますが「水の教会」と音楽の話。
加古隆さんが、この教会をモチーフにしたアルバム「水の前奏曲」をリリース(1993年)、そして、その発表記念コンサートが「水の教会」にて、安藤氏を迎え行われたそうです。
そして、
BoA「メリクリ」のプロモーションビデオ(YouTube)に「水の教会」が登場しています。
さらに、
当パノラマブログに何度も登場して頂いている、カンテレ奏者のあらひろこさんと扇柳トールさんのHAED TO FINDも、「水の教会」でクリスマスコンサートを行っていたのを発見。
カンテレ、nokia、そしてオタニエミ礼拝堂、なぜかここのところフィンランドと繋がっている。この先には何が、、、
【関連情報】
Wikipedia:安藤忠雄
水の教会 Chapel on the Water
旅する日記:SIRENのオタニエミ教会
Wikipedia:加古隆
Wikipedia:アルファリゾート・トマム
【サイト内関連情報】
表参道ヒルズ
SENGAWA ANDO STREET
キャンドルナイトコンサート2007
カンテレキャンプ in Hokkaido 2006
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