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被爆ピアノの平和コンサート

被爆ピアノの平和コンサート

Open Panorama7月3日札幌市宮の森大乗院御堂にて被爆ピアノの平和コンサートがありました。〜「美しい心やさしい心つよい心」世界の平和を祈ろう〜

広島に原爆が投下された昭和20年8月6日、爆心地からわずか1.8キロの地点で被爆し、ガラスの破片などで傷つきましたが、ほぼ原形をとどめ奇跡的に生き残ったピアノです。

この催しの企画者、佐野俊也住職は曹洞宗総持寺などで修行され、現在は、えりも町法光寺の住職。10年前シャンティ国際ボランティアでカンボジアを訪れ、内戦で荒れ果てた学校を見て、学校建設の活動を始めました。寒修行の托鉢で集めた浄財と私財で小学校2校を建設し、3校目の建設を目指して活動中です。本当の平和を築くには、何よりも「平和を思う心が大切」と、矢川さんの活動に共感し札幌での平和コンサートを企画なさったそうです。

法光寺住職 佐野俊也

法光寺住職 佐野俊也

調律師の矢川光則さんは、生まれ育った広島で、古いピアノを再生し発展途上国や福祉施設に寄付する活動を行っています。その中で被爆ピアノを託され、世界共通言語の音楽を通して、さまざまな人に平和について考えてもらおうと平和コンサートを始めました。今の核兵器は、ヒロシマ・ナガサキの2500倍もの威力があるそうです。自分の子どもを戦場へ送りたくないという思いも後押しして、平和記念公園に現存する「被爆アオギリ」の木の前で「アオギリ平和コンサート」を始め、北海道から長崎まで全国で「被爆ピアノ・平和コンサート」を行っています。

矢川光則さん

矢川光則さん

ピアニスト 石川真有さんは、2003年北海道新聞で被爆ピアノを知り『原爆のことはあまり知らなかったけれど、そのピアノはどんな音がするのだろう?ペダルはギシギシいうのだろうか?傷を見たい』などなどの思いから矢川さんに連絡したそうです。矢川さんから原爆や被爆ピアノについての資料が送られてきて、それを読んで友人と3人で矢川さんの住む広島を訪ねました。同年8月6日広島公園で行われた「アオギリ平和コンサート」に出演。今年3月、6月と再び広島を訪ね作曲した被爆ピアノに捧げる曲「マラカイト・再会」を演奏されました。今年8月6日広島で行われる、翼をひろげる会主催の「アオギリ平和コンサート」にも出演されるそうです。

被爆ピアノ

被爆ピアノ

他、ギター・ボーカル佐藤貴誠さん&ピアノ長谷川建さんの演奏、シーラこと森井聖子さんの弾き語りと演奏がありました。

この被爆ピアノの軌跡を絵本にした
「ミサコの被爆ピアノ」
文:松谷みよ子 絵:木内辰朗
が7月に講談社から出版されました。

刊行記念として、
松谷みよ子朗読・講演会&被爆ピアノコンサート
が行われます。
日時:2007年7月29日(日)13時開演
場所:東京国際フォーラムホールD7

観音様のお膝元で、
何ができるのかを考えるチャンスをもらえた平和コンサートでした。
「被爆ピアノ・平和コンサート」の旅はまだまだ続きます。

【関連情報】
被爆ピアノ・翼をひろげる会
法光寺

矢川ピアノ工房
広島市安佐南区沼田町伴309
tel・fax 082-848-9533

宮の森大乗院
札幌市中央区宮の森1263-3
tel.011-641-8904

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