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旧日立航空機変電所

旧日立航空機変電所

Open Panorama

Panoramas of WW2 Landmarksは、戦後60年を期に、第二次世界大戦の遺構をフルスクリーンQTVRでアーカイブすることを目的とした、世界規模のインターネット・プロジェクトです。当ブログで紹介する第二弾は、東京都東大和市の「旧日立航空機株式会社」です。

現在このプロジェクトには、22カ国から32人の写真家が、152点を超えるパノラマ写真を提供していいます。WW2のサイトはこちらからご覧頂けますので、ぜひ、ご覧下さい。
http://ww2panorama.org/

【旧日立航空機株式会社について】
この建物は航空機のエンジンを製造する軍需工場、日立航空機株式会社立川工場の変電所でした。1938年に建設されました。外壁に残る無数の穴は、太平洋戦争の時に機銃掃射や爆撃機の爆弾が炸裂してできたものです。1945年2月から4月にかけて3回爆撃があり110余名の死者と多くの負傷者が出ました。

この変電所は経営会社が変わった戦後もほとんど修理の手を加えず、1993年12月まで工場に電気を送り続けていました。都立公園として整備されるに当たり、一旦は取り壊される運命にありました。貴重な戦災建造物を保存し次代に伝えたいという市民の活動や、元従業員の方々の熱意がひとつの運動となり、保存されました。

建物手前にあるのは、平成12年に取り壊された給水塔の一部が、モニュメントとして展示されているものです。給水塔の表面にも多くの爆撃の跡が残っています。

東京都東大和市は1995年10月に、
この建物を東大和市文化財(史跡)として指定し、
末永く保存し公開するために修復工事を施しました。
戦争の傷跡を残す建物は次々に取り壊され、
戦争に対する私たちの記憶もうすらいできています。
東大和市教育委員会は、この建物から、
戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて
受けとめていただきたいと願っています。

展示資料より

建物を取り囲み、公園が存在します。そこには、戦争の傷跡とは対局の市民の穏やかな風景があります。

このプロジェクトの目的をご理解頂き、特別の撮影許可を下さった東大和市教育委員会に感謝します。なお、解説は展示資料を参考とさせて頂きました。

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