architecture
吉田寿し
旅先で、帰りの便までまだ時間があったので食事をとった店のマスターに「このあたりにレトロで魅力的なお店って有りますかね?」と尋ねてみた。すると「よく行く寿し屋なんだけど、あそこの離れ、雰囲気が有ってイイよ」と言うや否や、親切にも先方に電話しくれたのだ。
そんな話を聞いちゃうと、そわそわしちゃって、おいしい食事(特に、この店はカレーは絶品だった)も上の空?なのである。
早速、マスターにお礼を言い店を出た。那古野地区のお店から川を渡り、東へ数分歩くと、多くのオフィスビルが立ち並ぶ中、小さな古民家が見えた。
中に入ると、丁度、ご主人が留守だったので、女将さんが代わりに対応してくれた。女将さんに案内され、狭く細長い玄関路地、そして長い廊下を進むと、そこには、とても表の景色?からは想像出来ない豊かな空間が広がっていた。
この建物は、もともと隠居所として建てられたものが、明治初期に当地に移築されたものらしい。戦後、料亭吉田(昭和20年)として営業を始め、その後、寿し店を併設(昭和38年)し、現在に至っているとのこと。
今は、あまり使われていないようであったが、庭の奥には茶室もある。「こんな庭が見渡せる離れで寿しなんて、アルコールのペースかなり早めだなぁ」なんて、妄想だけが膨らむのであった。
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