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コンクリートブロック造住宅

コンクリートブロック造住宅

architecture, PANORAMA, retro

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Open Panorama高度経済成長期の1960〜1970年にかけて北海道で多く建てられた通称「三角屋根」のコンクリートブロック造住宅。戦後、寒冷地である北海道の住環境改善のため1953年「北海道防寒住宅建設等促進法」が制定され北海道住宅供給公社を中心に分譲された規格型コンクリートブロック造の住宅である。

それまでの住宅に比べ断熱、防火、耐震性能が上がり、また、屋根を急勾配にすることにより雪が落ちやすい構造とした。しかし、一方で室内に湿気がたまりやすい、間取りの自由度が低い、という問題もあった。その後、寒住法の改正(1969年)で木造住宅の公庫融資が可能となり、建設個数は減少していった。ただ、現在、断熱工法が進化したことによりリフォームで生まれ変わった三角屋根住宅も登場して来ているようである。当時と比べ、少子化、核家族化した現代ではこのCB住宅独特の空間が見直されても良いようにも感じる。北海道の昭和を象徴する?風景が少しでも残ってくれるのは嬉しい限りである。

[コンクリートブロック造住宅]
場所:北海道札幌市北区屯田4条4丁目
撮影:2017年3月24日
機材:Canon 6D + EF 8-15mm F4 L Fisheye@15mm + Nodal Ninja 4
アプリ:Lightroom, Photo Shop, PTGui Pro, Pano2VR

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