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写真展ハシゴ
札幌三越「世界報道写真展2009」、札幌パルコ「森山大道写真展 北海道 – 序章」のハシゴである。
まずは札幌三越で開催中の「世界報道写真展2009」を観た。想像はしていたが、やはりショッキングな内容が多かった。この一年、世界中で何が起こっていたのか?新聞、テレビではなかなか見ることの出来ない現地の状況が伝わってくる。アフリカの部族間の対立で、未だに弓矢が使われていたのには驚いた。
そして、三越から道を隔てた向い側、札幌パルコ「森山大道写真展 北海道 – 序章」へ。内容的には、先日、宮の森美術館で観た「NORTHERN」と同様、1978年当時の北海道の写真である。あえて「NORTHERN」と比べると、被写体が、少し人間より?だったようにも感じた。NAOさんも書かれていたが、「序章」と言うタイトルからすると、この一連の写真展はまだ続くのか???
それにしても、世界報道写真展の内容が刺激的だったこともあり、森山大道写真展を見終わると、なんだかホッとした。帰り道、トランジット号のペダルを漕ぎながら、この「ホッとした」意味について考えさせられた。
そして、二つの写真展
「世界報道写真展2009」と「森山大道写真展 北海道 – 序章」
の違いを考えてみた。
まずは、
今風に言うと、「非日常」と「日常」
それと、
物理的な距離、「見知らぬ世界」と「居住地」
さらに、
時間的には、「現在」と「30年程前」
私の頭では、その程度しか浮かばなかったが、それだけでは納得出来ないココロの距離を感じた写真展のハシゴだった。
蛇足だが、
「世界報道写真展2009」展示会場を出ると、そこはデパートのバーゲン会場。おばちゃんたちの横をすり抜け「日常」の世界へ戻るのである。
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