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ミャンマーそばの試食会

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Open Panorama稲城であったアジアなこと〜稲城も世界に繋がっている〜

6月24日稲城市の花子茶屋 藤田で今年のミャンマーそばの試食会がありました。ミャンマーを5月6日に経ちシンガポール経由で5月30日横浜港に里帰りしたミャンマーそばの実。着いたばかりの実を割ってみると、空気に触れて目に眩しい青にもどったそうです。

— ミャンマー高原の畑では
— 昔「ケシ」の花が多く咲いていた。
— 今「ソバ」の花がさいている。
(外務省のポスターより)

ミャンマーそば

ミャンマーそば

日本政府のプロジェクトでケシのかわりにその地の人が生計を立てられるようにと、日本から「キタワセ」というソバの種が渡ったのです。
その種がミャンマーで育ち「ロンタン種」として里帰りしました。このプロジェクトに関わられている方にとっては、子どもが帰って来たのと同じですから、今年はどんな風に育って帰ってきたのだろうと感慨もひとしおですね。

ミャンマーそばを頂くのは今回で2度目です。甘みが口の中に広がります。薬味のワサビと合わさるとなお一層甘みが感じられます。これは私の感想ですが、ほのかに根菜類の味もしますし、十割だからでしょうか、しっかりおそばを頂いたという満足感があります。「今年の実は特に品質がよく、もちもちしていて繋がりもよく、十割でも打ちやすかった。」と稲城のそば打ち名人藤田敏夫さんのコメントです。

信州大学名誉教授のそば博士・氏原暉男先生から「ソバは昼暑く夜冷えるという最高気温と最低気温の差がないとおいしくならない。」と伺いました。その条件をミャンマー高原は満たしているのですね。写真は氏原先生とミャンマーから届いたそば袋。

氏原暉男氏

氏原暉男氏

日本のそばの年間消費量は13万トンそのうち国産は2割。8割のうちミャンマーそばの占める割合はほーんのほーんのわずかです。おそば好きの方に是非ミャンマーそばを召し上がっていただきたいのですが、只今のところミャンマーそばとしてメーニューに載っているところはないそうです。残念!

国際協力事業団兵庫国際センターレストランにミャンマーそばの試食券が配られたという記事をJICAのホームページで見つけました。秋にはテレビでミャンマーそばの特集が放映される予定もあるそうです。その時にはまたお知らせいたします。

【関連情報】
・太陽物産株式会社
・JICA
・財団法人ライオンズ日本財団 アジアの子供たちに明るい未来を

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