architecture
札幌ハリストス正教会 – 降誕祭前晩祷
クリスマス前の12月23日、札幌ハリストス正教会へおじゃましました。7月に聖堂を撮影させて頂いた時に、ロシア正教会の聖歌隊はアカペラで混声四部合唱だと伺い、ぜひ聴いてみたいと思っていました。
降誕祭前晩祷は、司祭が詩篇を朗読し、それに和して聖歌が歌われると言うものでした。「降誕のお祝いですから」と、私たちも葡萄酒に浸した一片のパンを頂きました。
祈りの詩篇、聖歌、乳香の香り、蝋燭の灯火、それぞれのシャワーをあびて寒さに縮こまっていた体も心も解きほぐされました。
帰り際に、年輩の信徒の方が「日本で初めてアカペラで合唱したのはロシア正教徒の聖歌隊だったそうですよ、それもお寺で」と伺ったので調べてみました。
1858年函館に来たロシア領事一行は領事館ができるまで日蓮宗一乗山実行寺の一角を借り、そこにはロシア正教会の祈祷所もありました。その時、ロシア領事館付の司祭らが境内で歌った聖歌が、日本で最初の混声四部合唱という可能性があるようです。
【関連情報】
札幌ハリストス正教会
Wikipedia:クリスマス
Wikipedia:東方正教会
札幌ハリストス正教会のパノラマ
エキゾチックなお香のかおりが遥か遠く、異国の地へといざなって
くれてるような錯覚を覚えました。聖歌隊の混声合唱は素晴らし
かったです。イイシスの復活の喜びに私もあずかることができて
光栄です。何故、異国の文化である正教にこんなに心惹かれる
のかわかりません。荘厳な空間に乳香の馥郁たる香りが充満
してて頭がぼわ~としてきて、このまま時が留まってくれれば
良いのにと感じました。ひと時、日本である事を忘れてしまうような
空間でした。また機会があれば是非、訪れてみたいです。
mariさん
はじめまして。
コメントありがとうございました。
訪れたことのない異国の文化にとても惹かれるのは、古の記憶が残っているからなのでしょうか。またいらっしゃれるといいですね。