architecture

沼田家住宅旧りんご倉庫
沼田家住宅旧りんご倉庫
1953(昭和28)年、れんが職人 長浦数雄によって建てられたリンゴ倉庫である。外壁は「小端空間積み」という中空を設ける構造で断熱性が高められている。サイロ、牛舎やリンゴ倉庫等に多く用いられた工法らしい。そう言えば、以前訪ねたアントニン・レーモンドの「聖ミカエル教会」もこんな積み方だった。最近では、グッドデザイン賞大賞(2009年)を受賞した岩見沢駅舎の外壁にこの積み方を応用した独自の工法(透かし積みレンガ壁)が用いられている。
話は戻るが、この沼田家住宅旧りんご倉庫、倉庫とはいえ入口や窓の上のアーチ等、とても手の込んだデザインである。2006(平成18)年、国の登録有形文化財に指定されていたが、残念ながら、2014年の春、取り壊しとなった。
[沼田家住宅旧りんご倉庫]
場所:札幌市豊平区西岡4条10丁目3-32
撮影:2014年4月25日
機材:Canon 6D + EF 8-15mm F4 L Fisheye@15mm + Nodal Ninja 4
アプリ:Lightroom, Photo Shop, PTGui Pro, Pano2VR
ピクセルサイズ:14,407pix * 7,204pix(りんご倉庫内部1F南側)
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