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造形作家・山里稔

造形作家・山里稔と木彫り熊

Open Panorama私が幼かった頃、茶の間の主役と言えば、これは、もーなんといっても家具調テレビであった。

何処の家でも茶の間の特等席に陣取り、観ない時は布を被せちゃったりするほど大切に扱ったものだ。だから観るときも真剣だった。観るほどに画面に擦り寄り、飛雄馬の目が燃え上がると、もう、画面に吸い込まれる…そんな勢いだったのだ。

そして、そのテレビの上は「木彫り熊」の定位置でもあった。今はもうテレビも薄っぺらくなっちゃって、もはや居場所もないわけだが…いつからだったろう?木彫り熊たちは姿を消した。

彼らは一体、何処へ行ったのだろう?
その行き先のひとつを発見!早速訪ねることにした。造形作家で木彫り熊を収集し研究している山里稔さんのアトリエだ。

山里さん、収集をはじめて3年弱、コレクション数は約300。切っ掛けは?「ずっと北海道の文化的なものを探していました。そんな時、小学校からの帰り道、お土産屋さんの店頭で職人さんが熊を彫っていたのを思い出しました。木彫り熊を調べるとその中には芸術的なモノがいっぱい。コレはアイヌと和人が一緒になって作った北海道の文化だ。忘れ去られる前に記録として残し、これを伝えたい。」と話してくれた。

木彫り熊といえば、鮭を銜えた熊しか知らない私であるが、改めて見ると、大きさ、ポーズはもちろん、様々な質感や表情があることに驚かされたのだ。(2013年11月22日撮影)

北海道木彫りの熊の考察

北海道木彫りの熊の考察

そんな山里さんが先日、「北海道木彫り熊の考察」を出版した。初期から現代まで、個性豊かな287頭の熊たちが詰まっている図鑑だ。
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