CS-10EM de おみせオト
昨年の夏、満を持してスタートした、ヒロシのパートにゃー・プログラムが既に、かけ声倒れになる中、心機一転、「CS-10EM de おみせオト」のスタートである。
おみせオトとは、お店の中の音を通して、あなたのお店の雰囲気を皆さんに伝えるサービスだ。
写真と違いこの利点は、
・事前にお店をきれいに整理整頓する必要がない
・店内のお客さんが写った場合でも最新鋭のぼかし技術を使う必要がない
・声を判別されたく無い場合、事前にヘリウムガスを配布し対応
今度こそ完璧である、はずだ…。
さておき、
CS-10EMとは、ローランドから発売された、バイノーラル・マイクロフォン・イヤフォンである。ご存知の方も多いと思うが、バイノーラル録音とは、人間の頭の形をしたダミーヘッドの耳にマイクを付け、人間が音を聴く状況に近い形で録音をする方式である。
よって、一般のマイクより臨場感のある録音となる。言ってみれば音のパノラマなのだ。ただし、このバイノーラル録音を体験するには、ヘッドフォンでの再生が必要となる。
まー、拙者もなんだか判っているようなコトを書いているが、数年前に、御大、もとい、音大に話を聞くまでは知らなかったのである。
ってな訳で、
早速、CS-10EM + R-09を持ってテストしてきた。以下がテスト録音であるが、場所は、札幌駅付近のデパ地下。そのデパ地下のフロアを約半周歩きながら録音した。折角なので比較のためR-09の内蔵マイクでも録音してある。
↑デパ地下(EDIROL R-09 & Roland CS-10EM)
↑デパ地下(EDIROL R-09 & 内蔵マイク)
レベルの設定が今イチではあるが、聞き比べるとその差がより明確に分かる。内蔵マイクでは、前方を中心に音が聞こえてくるが、CS-10EMでは、より広範囲の方角から聞こえてくる。
CS-10EMを使ってみた感想だが、ちょっと残念なのは、録音中はハウリングを起こすため、ヘッドフォンはあまり使えずモニターに困る、当たり前か、、、
なのでレベルを見ながらの録音となるため、ちょっと慣れが必要かもしれない。音質については、値段が値段だけに過大なものは、、、であるが、この臨場感は代え難いものがある。ヘッドフォンを付け目を閉じると、店内の情景が甦ってくる。
新しいおもちゃを持つと、なんでも試したくなってくる。ってな訳で、行きの列車の中、先頭車両運転席の後、中央位置、前方を向いての録音。運転席が丁度、左前方となり、左右にドアがある。
↑JR札沼線 桑園駅 → 札幌駅(EDIROL R-09 & Roland CS-10EM)
【関連情報】
Google:おみせフォト
Wikipedia:バイノーラル録音
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おはようございます
朝から食欲のわく放送をありがとうございます(笑)
子供の頃、何故か発泡スチロール製の頭とボタン型のマイクのバイノーラル録音セットを持ってました。子供心に、こんなベタな方法でそんな効果あるのかよと、思いつつ実際使ってみて、その臨場感にびっくりしたものでした。
これ、VRで使うときって視線方向に音の左右バランスを追従出来たらいいですね
shikanoさん、ども。
> 子供の頃、何故か発泡スチロール製の頭とボタン型のマイクのバイノーラル録音セットを持ってました。
子供がダミーヘッド抱えて、、、
想像すると、異様といいますかス小杉(汗
それにしてもshikanoさん、天性のパノラマ人間ですネ。
> VRで使うときって視線方向に音の左右バランスを追従出来たら
やーホント、おっしゃる通りでございます。
うほっ!
凄いですね。というか面白い!
聞き比べると臨場感の差がはっきりですね。
これって録音される側というか周囲の人は録音されてることに
気がつかない訳ですよね。
なんか某ラジオ放送の「アヴァンティ」の世界
あっ もちろん「Roland CS-10EM de おみせオト」ネーミングセンスもグッドです(笑)
yamasakiさま、どーも。
> ネーミングセンスも
ありがとうゴザイマス。
どーも、そっち方面ばかり力が入ってしまいまして(汗