札幌伏見稲荷神社
藻岩山の麓、札幌市中央区伏見にある札幌伏見稲荷神社。1884年(明治17年)、京都伏見稲荷大社から札幌市南5条に分祀されたのが始まりで、1907年(明治40年)に当地に遷宮された(Wikipedia参照)。神社入り口に立つと、ひときわ鮮やかな朱塗りの鳥居が連続して27本、坂の上の神社本殿へと導くように建っている。
連続する朱色の鳥居、その隙間から差し込む木漏れ日、階段を上たびに心と体がリフレッシュされて行く感覚、まさに神聖なる場所への導くトンネルのようである。
考えてみると、このトンネルによる異空間への導きは、アート、映像等でもよく登場する。幼い頃、大好きで毎回、ドキドキ、ハラハラしながら観ていた「Time Tunnel」。楕円形のゲートが連続するトンネルをくぐり過去、未来へとタイムトラベルをするTVドラマである。もちろん、あまりにも有名な冒頭文「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」は川端康成の小説「雪国」。娘の幼い頃、映画館で一緒に観た「千と千尋の神隠し」も広告コピーが「トンネルのむこうは、不思議の町でした」。
このトンネル効果?ネットで調べてみると科学でも登場していた。アインシュタインの一般相対性理論で有名な?光をも吸い込んでしまうブラックホール。その反対側、吐き出し側がホワイトホールと言うらしいが、両者を繋ぐ仮想的なトンネルがワームホールと言うらしい。このトンネルを利用すればタイムトラベルが可能になるとか。まさしく、TVドラマ「タイムトンネル」の世界である。ただし、Jaxaの記事※1 によると「実際には有り得ない物理的仮定を前提としている」とのオチが…残念。
The Time Tunnel 1966 – 1967
※1 Jaxa 宇宙情報センター ホワイトホールとワームホール
[札幌伏見稲荷神社]
場所:札幌市中央区伏見2丁目2 – 番17号
撮影:2019年10月10日
機材:Canon EOS R + EF8-15mm F4 L Fisheye@15mm + Nodal Ninja 4
アプリ:Lightroom, Photo Shop, PTGui Pro
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