「Who Is This Bitch, Anyway?」Live

Noth Jam 2009
「ところで、そこのネーちゃん、だれなのヨ?」
と言う感じなのだろうか、それとも、もっと???
1975年1974年、Harvey Mason(Drums)、David T. Walker(Guitar)、Chuck Rainey(Bass)等が参加して録音された、Marlena Shawのアルバムタイトルです。
このアルバムについては、とにかく、いろんな方が、いろんな所で語り尽くしていますので、私が下手なコトバで語ることも無い訳ですが、そこを、あえて言わせて頂くと、自分自身は控えめに、そして、これでもかと、主役の歌を持ち上げる歌伴の神髄とでも言いましょうか…。
もちろん、主役のMarlena Shawがスバラシイことは言うまでも無いのですが、その傍役たちの、歌声の隙間から溢れるフレーズに、ふうっと溜息なのです。
そのアルバムが出てから35年目の今年、当時のレコーディングメンバーが集まり、”Reunion Tour 2009″として全国4カ所でコンサートが行われたのであります。
札幌では、”SAPPORO CITY JAZZ”の最終日(8月9日)、”North JAM Session”の最後に登場です。コンサートは午後1時スタート。SOFFet、Nikki Yanofsky、Lee Ritenour & Anne Kei、JUJUの順に登場。場所が真夏の芸術の森野外ステージ、オマケに全行程8時間超と言うこともあり、ステージで熱演の出演者の方々にはたいへん申し訳ない状態ですが、ビール片手に芝生席でゴロッと。
ところで、
久々に野外コンサートを聴くせいか、それとも、今風?のミキシングのためなのか、歪んだベースの音圧に圧倒されっぱなし。世相的にも耳の痛い話が多いこのごろ、コンサートも、そのトレンドには逆らえず?なのか、耳の痛かったことがちょっと残念。
そして、
真夏の太陽から解放され、森に涼しい風が吹き抜けるころ、「Reunion Tour 2009」最終ステージがスタート。アルバムのイントロに入っている会話をMarlenaとHarveyが再現し一気に演奏へと。その演出で持って行かれました、完全に技あり一本デス。そして、その演奏は35年の時を全く感じさせる事無く、まるで、アルバムリリース後のツアーのように、当時のアルバムの雰囲気がそのまま再現されました。まー、よく考えると、彼らの演奏は年齢を超えたシブさが魅力だった訳で、、、そう言う意味では、時を超える職人でしょうかネ。
David T.は、
昨年、彼のバンドで聴いたばかりなのですが、はっきり言って、今回の演奏の方が、かなりぐぐっとです。昨年の演奏もよかったのですが、やはり、彼のプレイスタイルは伴奏が魅力。歌の合間や間奏に入るそのフレーズ、今回は正直、涙腺がゆるゆるっとでした。
【関連情報】
Mr David T. Unofficial David T. Walker Website
Harvey Mason
Chuck Rainey – The Official Website
【サイト内関連情報】
review:David T. Walker
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行きつけの店でよくかかっていました。当時はテクニカルなバンドの方が好みだったような気がしますが、老化のせいか最近はこういうシンプルなビートがいいですね。体を揺らしつつ一杯やりたい気分です。
ん? 同じようなことを前にも書いたような気が・・
これも老化ですね。
shikanoさん、どーもです。
>行きつけの店でよくかかっていました。
私も、確か最初に聴いたのは、吉祥寺あたりのJAZZ喫茶(死語?)だったような気がします、確か。
>体を揺らしつつ一杯やりたい気分です。
ホント、この雰囲気、酒の友?でゴザイマス。