西新宿八丁目界隈
西新宿八丁目界隈の風景である。昨年から始まった西新宿八丁目成子地区再開発。よく拝見するこちらやこちらのブログで気になっていた。
4月後半に上京した折り、ぶらっとよって見た。西新宿八丁目は、二十代のほぼ10年間、せっせと通った街である。青梅街道を挟み、南側には、高層ビルが林立する近代的な街並がある一方、北側は、一歩踏み込むと昭和ど真ん中の世界であった。街道沿いはビルが建ち並んでいるのだが、すぐ裏は古い住宅街、まるでハリボテのようでもあった。
当時はバブル全盛の時期、この街でも、盛んに地上げが行われていたようで、そのへんのおやじさんからどでかい話をよく耳にした。しかし、その期待とは裏腹に、風船は弾け、おやじさんの夢も?一緒にしおれてしまったのかもしれない、きっと…。
その後、何度かこの街を通り過ぎることはあったが、その変化の無さに、不思議とホッとした。がしかし、その街もいよいよである。
久々の西新宿八丁目は、やはり、かなり何もない状態であった。以前の事務所はもちろん、その周辺はことごとく更地状態。そんな中、変わらずに残っている風景もまだあった。「成子天神社」や、その参道にある、よく通ったうどんや「中陣」。日曜定休のため、煮込みうどんを食べることが出来なかったのが、ちょっぴり心残りであった。
折角、西新宿に来たので、六丁目〜中央公園へと足を伸ばしてみた。中央公園の入口付近が大賑わいだったのでのぞいてみると、ボランティアの人々が衣類等の配布を行っていた。今の状況を反映しているのか、はたまた、以前の場所に居られなくなり流れ着いたのか?昔は、見かけなかった場所にも、ホームレスの人々が溢れていた。一方、街では、ちょうどオリンピック誘致イベント真最中?都庁には大きな垂れ幕が掲げられているのが対照的だった。
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