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札幌オリンピック聖火台

二つの聖火台

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Open Panorama

柳宗理氏のデザインした札幌オリンピックの聖火台が残っているとの情報より、ネットで調べたところ、手稲山の「サッポロテイネ」に聖火台が在るらしい。さっそく現地に行ってみました。

「サッポロテイネ」はスキー場、ゴルフ場、遊園地、ロープーウェイ等がある総合レジャー施設です。聖火台は、そのスキーコースの頂上に有りました。札幌オリンピックと言えば、今から30年以上前の1972年に開催された冬季オリンピックで、ここは、アルペンスキーの会場となった場所。

手稲山・聖火台背面

手稲山・聖火台背面

さすがに時の経過を感じさせる部分は有りますが、大空に向かって伸びるその姿は、とてもダイナミックで、まるで宇宙と交信するモノリス(一枚板ではありませんが。。)のよう。壁面には、オリンピック競技の入賞者の名前の書かれたプレートが有りました。ただ、残念ながら、設計者の名前を確認するものは見当たりませんでした。

撮影から戻った後、札幌オリンピックの聖火台について、さらに調べると、真駒内のオープンスタジアムにも在る事が判明。
真駒内オープンスタジアムは、オリンピックの開会式や、スピードスケート競技のメイン会場となったところです。日を改め、行って参りました。

真駒内・聖火台斜め前方

真駒内・聖火台斜め前方

当日は、ちょうど「サマーフェスタ in Makomanai2006」が開催中。学生さんたちの野外演奏やら、フリーマーケットやら楽しそうな人ごみを抜け、ひっそりとした聖火台の元へ。有りました「デザイン:柳宗理」のプレートが。これが柳さんのデザインした聖火台か〜と、ホット一息。その聖火台は、手稲山とは対照的に曲面で構成され、とても柔らかな印象。例えると、たまごを縦に割ったような形状です。

こちらも、やはり、年月の経過を感じさせますが、その金色に渋く輝く曲面は、初夏の緑、そして北海道の抜けるような青空に、自己主張しすぎる事無く、溶け込んでおりました。

後日、手稲山の聖火台について、柳宗理公式サイトのご担当者に伺ってみました。手稲山の聖火台は、柳先生の設計では無いとのことでした。

【撮影協力】
テイネオリンピア
真駒内オープンスタジアム

【関連情報】
柳宗理公式サイト
Wikipedia:柳宗理
Wikipedia:サッポロテイネ
Wikipedia:真駒内オープンスタジアム


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  1. ksmt

    いつもいいお天気ですね。20年以上前ですが、手稲にスキーに行ったことがあるので、この場所はかすかに記憶があるような、ないような。

  2. keiji

    ksmtさん、まいどです。
    >20年以上前ですが、手稲にスキーに行ったことがあるので、
    又のお越しをお待ち申し上げておりますよ〜

  3. Makoto

    panorama-journey.com、やっと見れました!
    事務所と自宅で同じプロバイダ使っているのですが、今回、VPNを入れる関係でプロバイダ変えたら一発でした。
    DNSキャッシュがうまく更新できていないプロバイダがあるようです。バーチャルドメインではたまにそういうことに出会います。
    これからもよろしくお願いします。

  4. keiji

    Makotoさん、どうもです。
    私も勉強になりました、有り難うございました。

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