キャンドルナイトコンサート2007
生活クラブ主催のキャンドルナイトコンサート2007「北欧とケルトの民族音楽とともに」へ行ってきました。午後8時頃まで空に淡い水色が残る夏至間近の夕暮れ時。昼間は札幌まつりの御神輿や行列で賑わった大通公園界隈に心地よい風が渡り始め、生活クラブのマヨネーズ?の空き瓶に灯をともしてキャンドルナイトは始まりました。
オープニングは沖縄の八重山地方の民謡を中心に演奏しているグループ「まいふなーず」の演奏。
つぎに、アースデイ北海道 in 屈斜路の実行委員長 矢内俊光さんより「平和の火列島リレー」についてのお話がありました。カンテラの灯は福岡県星野村に平和を祈る火として燃え続けている広島の原爆の残り火です。人から人への手渡しリレーで屈斜路湖へ行く途中、札幌に立ち寄ったところです。
また、牛乳パック形のキャンドルは、旭川の黒田正子さんを中心とした市民グループから生まれたもので「夢灯り」と名付けられ各地に広がっています。広島の原爆ドームの周りに灯される「ピースキャンドル」、札幌では雪まつりやノルディックスキー世界大会でも灯されたそうです。
平和への思い、地球への思い、人への思い・・・さまざまな思いが灯火を通して繋がっているのですね。
そして、
aasian kukka と小松崎健さんの北欧とケルトの民族音楽。
演奏曲目は、
フィンランドのトラッドからラウノのワルツ、イェプアの行進曲。
あらさんのオリジナル曲、ささやかな場所、ノスタルジックワルツ。
ケルトやイギリスのトラッドから、エレノア・ブランケット、スカボロフェアなど
柔らかな灯火の中、静かに音楽が流れました。霞のように木立を抜けて街行く人にも届いたことでしょう。
【aasian kukka】
アアシアン・クッカはマルチインストゥルメンタリスト扇柳トールさんとフィンランドの伝統楽器カンテレを弾くあらひろこさんのユニット。ユニット名はフィンランド語で「アジアの花」の意。カンテレや北欧のフォークフルート、リコーダー、ギターなどを用いながら、北欧やケルトの伝承曲、オリジナル曲、日本の古い歌謡曲などを演奏している。扇柳トールさんは、今年5月、坂本龍一さんプロデュースの「ロハスクラシック・コンサート2007」に循環即興古楽楽団CICLO(シクロ)で出演。また、あらひろこさんは6月にアルバム「MOON DROPS」をリリース。
myspace:aasian kukka
【小松崎健】
ハンマーダルシマー奏者。ケルティックアンサンブルHARD TO FIND(ハード・トゥ・ファインド)を88年に結成。道内外で広く活動するほか、ソロやインド音楽とのコラボレート「ナーダコラボレーション」などで演奏している。HARD TO FINDでは多数のアルバムをリリース、ソロでも2枚のアルバムを発表している。
homepage:打弦人生
【MOON DROPS】
6月に発表されたばかりのあらひろこさんのアルバム
詳細はこちら:KANTE-Letter
【100万人のキャンドルナイト】
2001年6月、米国のエネルギー政策に抗議し「自主停電運動」が世界的規模で行われました。それは、夏至の夜の3時間、あらゆる電源を止め暗闇の中で静かにエネルギーについて考えてみようというものだったそうです。参加したスローライフ提唱者 辻信一氏らが、2003年夏至から「100万人のキャンドルナイト」として呼びかけ、全国的なムーブメントとなりました。今年で5年目、イベントも参加者も回を重ねるごとに増えています。
【関連情報】
100万人のキャンドルナイト
さっぽろキャンドルナイト2007
アースデイ北海道 in 屈斜路
環境文化NGOナマケモノ倶楽部
Team GOGO
環境省:みんなで止めよう温暖化チーム・マイナス6%
生活クラブ生活協同組合・北海道
【サイト内関連情報】
辻信一氏と落語家 古今亭菊千代氏のトークライブ
100万人のキャンドルナイト
いつもとても美しい写真をありがとうございます。
それにしてもパノラマってすごいですね。
扇柳トールさん
さっそく見てくださり、コメントもありがとうございます。
夕暮れ時の野外コンサートは、アットホームで好きです。
笛は、ヒューと風を運ぶことができるので、
外で吹いたら気持ちよさそうです。
青く暮れていく空にキャンドルがきれいですね。
ありがとうございました。
あらひろこさん
コメントありがとうございます。
キャンドルの灯火と北欧の音楽は、とても似合いますね。